鍼・お灸は幅広い症状に対応できます
こちらのページでは自然治癒力、免疫力を高めていく「鍼灸施術」について詳しくまとめてあります。
鍼灸の対応できる範囲は非常に幅広くなっています。
慢性、急性の痛みはもちろん「原因の分からないなんとなくの不調」には鍼灸施術が非常に効果的です。
鍼灸を受ける方によくある症状
-
長年の肩こりを
改善したい -
病気ではないのに身体がだるい
-
寝違えの痛みをできるだけ早く緩和したい
-
睡眠が浅く、疲れも取れにくい
鍼・お灸はどのような施術なのでしょうか
鍼・お灸に対して「痛そう」「熱そう」といったイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし、実際には刺激が弱く、身体には優しい施術になっています。
こちらでは、鍼・お灸の仕組みや施術方法を詳しくご紹介していきます。
【鍼について】
鍼灸施術は東洋医学の考え方が元になっています。
・東洋医学について
東洋医学は東洋(主に中国)で生まれた考え方です。
東洋医学では「気血(エネルギー、体液)」の流れが乱れると、身体の不調が生じると考えられています。
身体の悪い箇所を部分的にみて、薬や手術によって異常を取り除いていくのが西洋医学です。
一方の東洋医学は、気血の流れを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を高めていきます。
・経絡・経穴について
東洋医学の視点から、気血が流れているとされる経路を「経絡(けいらく)」と呼びます。
経絡は全身を流れ、12本の特性を持った脈があるとされています。
一方の「経穴(けいけつ)」は、経絡が合流したり分岐したりするポイントといわれています。
経穴は経絡上の重要な点で、全身に360個ほどあると考えられています。
経穴を刺激することで、経絡の流れを整えていきます。
・鍼施術とは
鍼施術は鍼の刺入によって経絡を刺激し、気血の流れ(経絡)を整えていく施術です。
鍼を刺した後はそのまま放置する場合もありますし、上下に動かす、振動させる、回転させるなどして施術者が刺激を加える場合もあります。
・鍼施術の特徴
鍼施術が効果的なケースは、疲労やストレス、自律神経の乱れなどから起こる慢性症状(肩こり・腰痛など)だけにとどまりません。
「経絡を使った鎮痛作用」「痛みの原因となっている筋緊張の緩和」によって四十肩・五十肩、寝違えのような急性症状にも対応可能です。
また、患部にパルス電気を流す西洋医学の考え・手法を組み合わせることで、より鍼効果を高めることも期待できます。
・鍼施術は痛くないの?
使用する鍼の太さは0.1〜0.3ミリ程度と非常に細く、先端も丸みを帯びたものを使用するため、刺激は感じにくくなっています。
【お灸について】
お灸も鍼施術と同様、経穴への刺激によって経絡の流れを整えていく施術です。(慢性から急性まで対応できます)
「もぐさ(よもぎの葉を乾燥させたもの)」を燃やす熱で経穴に刺激を加えていきます。
<直接灸・間接灸>
・直接灸:肌に直接お灸を置く方法です。
・間接灸:肌とお灸の間に隙間を作ったり、味噌やニンニクなど緩衝材を入れたりして熱を緩和します。
鍼灸師がタイミングを見てお灸を外しますので、火傷をして痕が残ったり、熱くなりすぎたりする心配はありません。
・お灸に期待される効果
経絡の調整以外にも「温熱効果」「もぐさを燃やした香りによるリラックス効果」が期待できます。
また、経穴刺激による逆子の改善にもお灸が使われる場合があります。
鍼灸施術によって期待される効果
鍼灸では全身のエネルギー、体液の流れを整えていきます。
それでは、鍼灸施術によって具体的にどのような効果、メリットが期待できるのでしょうか。
「鍼灸施術が身体に及ぼす影響」と「改善が期待される症状」をこちらで詳しくご紹介してきます。
【鍼灸の身体に及ぼす効果】
まだ解明されていない部分も多いのですが、鍼灸には次のような効果が認められています。
・自律神経の調整
鍼灸施術は自律神経の調整に非常に効果的です。
自律神経が整うことで呼吸や循環、免疫、消化器官といった機能の向上を図れます。
・血行の促進
循環が改善され、痛みやコリ感、疲労感の原因となる老廃物の排出が促されます。
・鎮痛作用
鍼灸刺激によって、鎮痛作用のあるホルモンが分泌されると考えられています。
人間が本来持っている自然治癒力、免疫力が高まるため、さまざまな症状に効果を期待できます。
・肩こり、慢性腰痛
血流が改善され、肩腰に溜まった老廃物が排出されやすくなります。
自律神経も調整されるため、根強い肩こり、腰痛の改善を目指せます。
・ぎっくり腰・寝違え
鍼灸施術の鎮痛作用によって、急性の強い痛みも緩和されます。
可動域制限に関与する筋緊張を緩めると、日常動作にも戻りやすくなります。
・四十肩・五十肩
経絡を利用した鎮痛作用で、炎症による強い痛みも緩和されてきます。
また、肩の拘縮に関連する筋肉を緩めておくと、可動域も改善されやすくなります。
特に肩周辺の筋肉(ローテーターカフ)は深層にあるため、手技では刺激が届きにくくなっています。
そういったインナーマッスルへも鍼なら刺激が入れやすいです。
・スポーツ障害
血流の改善、疲労回復の作用によって、身体の使い過ぎから生じる「スポーツ障害」の改善・予防を期待できます。
・自律神経失調症
鍼灸施術によって交感神経、副交感神経のバランスも整いやすくなります。
自律神経の乱れから起こる「疲労感」「不眠」「イライラ」「なんとなくの不調(不定愁訴)」の改善を期待できます。
・便秘、生理痛
自律神経が整うことで、内臓機能も向上してきます。
消化器官、生殖器官の機能低下かから生じる、便秘や生理痛の改善を期待できます。
・冷え、むくみ
血行がよくなり、老廃物の排出も促されるため、身体の冷え、むくみの改善を期待できます。
特に冷えには、お灸の温熱作用が効果的です。
・逆子
経絡への刺激によって、逆子の改善を期待できます。
逆子治療については、医療機関、鍼灸師とよくご相談ください。
プラスはりきゅう整骨院の【鍼灸】
皆さんが普段、何気なく使っている「ツボ」という言葉は正式名があり「経穴」言います。
全身に361個あり、ツボはWHOで認められています。
鍼治療はアメリカやイギリス、WHOなど世界的に認められている東洋医学という医療になります。
鍼というと注射を想像する方もいると思いますが、鍼治療に使う鍼は髪の毛くらいの太さになりますので刺した時に注射のような痛みはありません。
初めて施術を受けた患者さんから「こんなに効くなら怖がらず早くやれば良かった」と言って頂くことも多いです。
使っている鍼はすべて使い捨てを使用しておりますので衛生面もご安心下さい。
お灸に関しても火傷するような熱いお灸をすることはないのでご安心下さい。
鍼灸施術はむちうち、腰痛、肩こりなどの筋肉的症状のもの、手のしびれ、足のしびれなどの神経症状のもの、生理不順、生理痛などの女性的トラブル、自律神経の乱れ、逆子など様々な症状に効果的です。
薬を使わず症状を改善できるのは鍼灸施術の魅力だと思います。
筋肉的アプローチ、神経的アプローチ、経絡的アプローチ(ツボ)などいろいろな方法がありますので、そんな症状まで改善するの?と思うものでも一度ご相談下さい。
よくある質問 FAQ
-
- 鍼って痛そうなイメージですが
- 無痛とは言いませんが、ほとんど痛みはない思います。
-
- お灸は熱くないんですか
- 温かいくらいのおきゅうを使用しておりますし、火傷などないような施術をしております。
-
- 鍼の施術後お風呂に入れますか
- 1時間ほど空けて頂ければ大丈夫です。
著者 Writer
- 院長:藤枝 啓吾
(フジエダ ケイゴ) - 9月1日生まれ B型
趣味:筋トレ・料理
得意な施術:鍼灸・矯正全般
生まれも育ちも墨田区で、2児のパパでございます。
「切って取る」以外はなんとかするので、お身体のお悩みがあれば何でもお気軽にご相談下さい。